好き勝手生きることにした30代のきろく

思ったことをひたすら書く記録用ブログ

毒親のようで毒親でない私の母親

毒親」「親ガチャ」という言葉をよく聞くようになりました。

私の両親(特に母)は、毒親ではないが毒親ともいえる気がします。

 

私の母親

母は気性が荒く、不機嫌な時は怖い存在でしたが、機嫌がいいときはとても大好きなお母さんでした。

父は母と真逆で機嫌がコロコロ変わることなく、おとなしい性格で安心できるお父さんでした。

そして母と父は仲が悪いです。

 

今冷静に思い返すと、小さいころはずっと母親の顔色を伺って生きていた気がします。

機嫌がいいときの母は大好きだったので、機嫌を損ねてはいけないと思って、ずっと母が望む「良い子供」になるために努力をしていました。

さいころは、勉強や運動も結構できるし先生にも好かれる優等生タイプでしたが、それはすべて母に好かれるためでした。

母が自慢げに「自慢の娘」と言っているのが嬉しくてたまりませんでした。

 

母による性格への影響

性格が形成される幼少期にそのような環境で生きてきたので、

  • 人の目を気にする
  • 人の感情に敏感になる
  • 失敗が怖い、怒られるのが怖い、失望されるのが怖い
  • 世間が「良い」とされることをしなければいけない
  • 私は「いい子」でなければならない、完璧でなければいけない

という性格・思考を持つ大人になり、20代はすごく苦労しました。

うつ病にかかりやすい性格をほぼ全部持ってましたので、ずっとメンタルの弱さに思い悩む20代でした。

 

また、母の嫌いな部分を受け継いだ自分が嫌いになりました。

具体的には、「おっちょこちょい」「短気」「表情がすぐ顔に出る」。

 

特に「短気」はここ最近やっと自覚した性格で、母とおんなじようにキレてイライラしてしまっている自分に絶望しました。

私は母と同じような大人なんだ…遺伝子だから確定だ…と泣きました。

 

どうやって乗り越えているか

今は、その悩みはほぼ考えることがなくなりました。

実践したことは、「私は母とは違う人間だ」と思い込むことでした。

もう気持ちで何とか割り切るしか方法はありませんでした。

 

特に、私の嫌いな「短気」な性格に対して、
「母はイライラを表に出してきたけど、私は母とは違う人間だから克服できる」
と思い込みました。

 

また、母のいいところにも目を向けるようにしました。

母はパワフルで元気があって、すごく仕事ができる人です。またユーモアがあるので周りの空気もパッと明るくなります(機嫌がいいときは)

そういう仕事に対するスタンスとか、ユーモアをもって人と接しようと思うところは、間違いなく母の良い遺伝子を継いだと思ってます。

その良い遺伝子に対しても、「私は母とは違う人間だから、もっと開花させられる」と信じています。

 

気持ちだけかよ!具体的な方法知りたいのに!と思うかもしれませんが、

今のところできることは本当に気持ちだけなんです。

(もっと具体的な方法があったらおしえて)

 

さて、どう私らしく変えようか

もちろん、いまだに嫌な性格が出ることはありますし、真面目で人の目を気にする根本の性格がすぐに治ることはありません。

なかなか挑戦することができないし、ちょっとしたミスに対してもクヨクヨ悩んでしまうし、他の人が私をどう思っているのか気になってしょうがないし、些細なことでムキーっとイライラしてしまいます。いまだに。

ただ、母と私は違う人間。

いい加減わたしも30代になったので、母の呪縛から解き放たれる必要があります。

この性格になったのも、母のせいだけではなく、今までの私の判断・経験によるものだから、さて、これからどういう私らしい人生を歩もうか、とワクワク考えて生きていきます。