好き勝手生きることにした30代のきろく

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占いの存在意義って何だろう

昨日、ふと懐かしいものがネットで見つかったのでノスタルジックな気持ちになったのでご紹介。

▼目次▼



雑誌「My birthday」

 

これ知ってる方います?

女子ティーン向け雑誌の中でも「占い」に特化した月刊雑誌です。

調べたところ、創刊1979年(!)で、残念ながら2006年に休刊となりました。

私が読んでいた時は、ファッション雑誌と違って女の子のイラストが表紙になっていたのを覚えています。

雑誌の中で、文通相手を募集するコーナーがあって、まったく知らない人とお手紙交換したこともあったなあ…懐かしい…

(応募の仕方は忘れたけど、今思うと個人情報大丈夫だったんかしら…?)

 

なんとなく「占いってなんで生まれたんだろうな?」と思ってネットで調べていたら出てきまして、すごく懐かしくなりました。

 

人生どん底のときは占いにハマりやすい?

この「My birthday」を読んでいたのは、人間関係にすごく悩んでいたころでした。

▼こちら▼

yano-uts.hatenablog.com

なんで読み始めたのかはもはや覚えていないのですが、当時は毎月楽しみにしていて、藁にもすがる思いで読んでいたのではないかと思います。

まったく知らない人と文通してたのも、当時は心の安らぎを求めていたのかもなあ…

 

でも冷静に考えると「占いってなんだよ」って思いませんか?

「神からのお告げ」だとか「あなたが生まれたときの月と星の位置が…」だとか「前世があなたにメッセージを送っていて…」だとか、

正直なところ…意味わからなすぎませんか?

この科学の時代において、説明を聞いても理解できないスピリチュアルなことって本当にあるのか?と、正直なところ少し疑わしいですよね。

(大変失礼な言い方をしていてすみません、心からの分からなさを表現したかったための正直な言葉なので許して下さい)

 

こんな非科学的なものにもすがってしまうくらい、当時の私は弱ってたんだと思います。

 

占いってなんで生まれた?

私が興味あるのは、「占いって本当に当たるのか」ではなく、「なんで占いが生まれたのか」という部分です。

科学で事象が説明できない時代であれば、天変地異や疫病を「神の怒りだ」と認定して、その解決策を占いに頼る、って言うのは理解できます。

台風とか、地震とか、洪水とか、流行り病とか、当時の人からしたら恐怖ですし。

 

もともと「占い」は「天文学」の一つだったときもあったようです。

地球は変化が激しい未完成の世界で、宇宙は完成されている世界だと考えられていたので、完全な世界からお告げをもらって教えてもらうという位置づけの「占い」だったみたいです。

また「占い」と一言で言っても様々な種類があるようで、主に以下の3つに分けられるようです。

  • 命術:不変な情報から占うもの(星占い、四柱推命など)
  • ト術:偶然から占うもの(タロット占い、おみくじなど)
  • 相術:形や様子から占うもの(手相占い、風水など)

相術は、まだギリ…ギリ理解できて(人相に生き方が現れるとか言いますし)、

ト術は、「そのカードを選んだのは必然だ」と言われてしまうと、誰かからのメッセージ感あってちょっとワクワクします。

ただ命術に至っては「じゃあ同じ日に生まれた人と運命一緒なんか!?双子や三つ子はどうなるんや?」と思ってしまいます。

 

私が思う「占い」の存在意義

私は、「占いなんてインチキだからなくなった方がいい」とは全く思わず、むしろ人生に迷っている・弱っている人のために絶対あった方がいいと思っています。

現に私も、My birthdayに救われた人間なので。

 

人生がうまくいっている人には、占いは必要ないです。

ただ、人生がうまくいかずに弱っている人にとっては、「生きることを後押ししてくれる存在」として占いが作用していると思います。

 

例えば、人生うまくいかな過ぎて行動することが怖くなってしまっている状態だったとき、例え根拠がないとしても

「赤いものを身に着けて過ごせば、好転しますよ」

と言われたら、赤いものをつけて動いてみようって少し前向きになりません?

「今は酷い運気だから、来週まで待てばよくなりますよ」

と言われたら、とりあえず来週まで生きるか…って少し希望見えてきません?

それがたとえ当たっていなかったとしても、前向きになることができるのだとしたら、それは占いの良い効果だと思うのです。

自分のせいじゃなくて、運気が悪いせいなんだって思えたら、自分を責めることもなくなりますよね。

それってすごい良いことだと思うのです。

 

選択肢が多すぎる現代において、ちょっとでも判断の後押しをしてくれるのであれば、それはありがたいことですよね。

生身の人間は「お前の人生に責任取れないから」と言って冷たくアドバイスすらしてくれない中であればなおさら。

 

占い師で有名な鏡リュウジさんも同じようなことを言っていました。

fika.cinra.net

 

なので、占いは「受ける側」のスタンスも大事で、

「占い当たんなかった!ふざけんな!」ってキレてる人は、占いを勘違いしている人だと思います。

 

占いは非科学的なのに惹かれる。

これからも上手に付き合っていきたいなと思います。